虫歯治療
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一番身近な口腔トラブル
「虫歯」

お口の中には細菌が沢山住んでいます。食べ物を食べると口の中の細菌が酸を出し、その酸が歯を脱灰します。細菌は汚れの溜まっている場所に集まるため、歯磨きが不十分であると汚れが詰まり、虫歯に繋がります。
虫歯の初期症状には水がしみるなどがあります。この状態で虫歯の治療を行なえれば、歯の神経を取らずに1~2回の治療で治すことができます。
しかし、放置すると虫歯がさらに進行して歯の神経が直接細菌に触れてしまい、ズキズキとした強い痛みを感じます。
痛みを感じたら、早めの治療をお勧めします。できるだけ歯の神経を残しましょう。
あなたのお口の中に
“銀歯”はありますか?
10~15年使用した金属は
やり替えをおすすめ
現在お口の中に銀歯が入っている患者さんは、保険治療の範囲内で治療を選択されたという方が多いと思います。
一見硬くて丈夫に見える銀歯ですが、長年使用することによるデメリットも多く挙げられます。

金属アレルギーを引き起こす原因
日本の保険治療「銀歯」で使われているパラジウム合金。一見硬くて丈夫そうな金属も徐々に腐食して溶け出し、体に良くない銀イオンが発生することで金属アレルギーを起こす恐れがあります。

二次的な虫歯になりやすい
歯と銀歯の接着面が流れ出てしまった隙間に虫歯菌が侵入すると、知らぬ間に虫歯になってしまうことがあります。銀歯の下の虫歯はレントゲンに映りにくいため、発見が遅れて重症化しているケースも多いです。

微弱な電流が発生することによる
全身の不調
銀歯は金属でできているため、お口の中で微弱な電流を発しています。長年の積み重ねにより、頭や目の痛み、肩こり、めまいなどに繋がることがあります。もしかしたら、原因不明の不調は銀歯のせいかもしれません。

自分の健康な歯を傷つけやすい
銀歯は自分の歯よりも非常に硬い素材でできています。長年強く噛み続けたり、寝ている間の歯ぎしりによって、銀歯を付けている歯や、その噛み合っている歯に小さなヒビが入ることがあります。
過去に治療した歯を見直しましょう
金属アレルギーの治療は、アレルギー源となっている歯の金属をお口の中からすべて取り除いても、症状が治るまでには数ヶ月、人によってはそれ以上かかることがあります。それぞれのお口の状態により異なりますが、金属が含まれる歯を、金属アレルギーの心配が無いセラミックに置き換えることをお勧めします。
10年後の残存率について
10年後の歯の残存率は、毎日のブラッシングも大切ですが、治療方法の選択でも大きく左右されます。一生使っていただく、ご自身の大切な歯です。よく相談し、よく考えてみてください。
- 金属類・・・63%
- コンポジットレジン(白い詰め物)・・・70%
- セラミック類・・・95%
銀歯を使わずに
虫歯を治療する方法
虫歯治療により削った歯には、詰め物・被せ物をしなくてはなりません。
その治療に使用する詰め物・被せ物には、大きく分けて「保険が適用されるもの」と「自費治療となるもの」があります。
セラミック
人体に優しい陶材でできており、金属アレルギーの心配がありません。セラミック自体は劣化しないので接着面の隙間から虫歯になる心配がほとんどなく、汚れが付きにくいツルツルとした表面のため、虫歯になりにくい構造といえます。
また、透明感のある素材を使用しているため審美性が高く、天然の歯のような自然で美しい白さを出すことができます。保険適用のコンポジットレジン(プラスチック)とは異なり変色しにくいため、白さを長くキープできることもメリットです。
コンポジットレジン(プラスチック) ※保険適用
保険が適用されるので安価です。ただし、強度が弱いので奥歯や大きな面積の虫歯には適しません。銀歯と同じく二次的な虫歯にもなりやすいです。
詰め物・被せ物について
それぞれの素材の使い分け方、メリットとデメリットをしっかりとご説明したうえで、治療を進めます。
詰め物(インレー)
セラミックス(自費)
メリット |
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デメリット |
|
金銀パラジウム合金(保険)
メリット |
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デメリット |
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コンポジットレジン(CR)(保険)
メリット |
|
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デメリット |
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被せ物(クラウン)
SS(全て2層構造)
見た目 | 95% |
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安全性 | ★★★★★ |
メリット |
|
デメリット |
|
S(見える所のみ2層構造)
見た目 | 85% |
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安全性 | ★★★★★ |
メリット |
|
デメリット |
|
セレック
見た目 | 75% |
---|---|
安全性 | ★★★★★ |
メリット |
|
デメリット |
|
金銀パラジウム合金(臼歯に対応)
見た目 | 0% |
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安全性 | ★ |
メリット |
|
デメリット |
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前装鋳造冠(前歯のみ対応)
見た目 | 70% |
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安全性 | ★ |
メリット |
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デメリット |
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CAD/CAM冠
見た目 | 70% |
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安全性 | ★★★★ |
メリット |
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デメリット |
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虫歯を作らないための
“フッ素塗布”
フッ素は身の回りにある土や水、草や木などの植物に含まれており、私たちも毎日食べ物や飲み物から取り入れています。
人間の身体、特に歯や骨を丈夫にする作用があるため、虫歯予防にも活用されています。
歯に作用されると表面から取り込まれ、歯の結晶の一部となり、歯を丈夫にさせることで虫歯を防ぎます。
また、歯のエナメル質もまわりにフッ素があると、一度脱炭した部分の再石灰化を促進し、エナメル質の補修がしやすくなります。
ステイン(着色)予防にもなると言われており、フッ素塗布のメリットは数多くあります。

定期的なメンテナンスで
自分の健康な歯を維持しましょう
毎日のブラッシングでは取り除ききれない歯垢や歯石が、虫歯・歯周病に繋がります。いくら頑張って歯磨きをしても自分では取り切れません。ご自身に合った1~3ヶ月周期でメンテナンスを行うことで、虫歯・歯周病になりにくい口腔環境を目指しましょう。また、フッ素塗布は20歳まで無料で65歳以上保険適用ですのでお気軽にご来院ください。